新しい自分、本当の自分が見つかる場所。心(ここ)で待っています。

高齢者事情

先日、出先から帰宅しようとマンションの入り口まで

戻ってきたら、お婆さんが寝っころがっていました。

はじめ、ストレッチ?なんてのんきに思っていたけれど

近づいてみると これは、仰向けでもがいているではないですか?

声をかけると「転んじゃった」と。

 

近くには、お婆さんがよく持っている手押しカートみたいなバッグが!

あ、これは、この段差をクリアに失敗して転んでしまったのだなと・・・

血が出ているとか、痛がっているとかは見受けれらなかったので

救急車ではなさそう。

まずはお婆さんを抱き上げて、その手押しカートの上が座れそうだったので

そこに座らせてみようと・・・。

お婆さんは、とても瘦せていて、軽そうだったから、楽勝だと思っていたけれど

どうも、病気を持っているようで、体が硬直している・・・・

となると、関節が上手に曲がらないから、緊張で固まっているから、抱きあげるのも

それは一苦労・・・・。体を任せてくれたら、ひょいと抱き上げて。。。と

思っていたけれど、考えてみれば、そんな風に関節が動いていれば、自力で

起き上がれたよね なんて あとになって思ったけど・・・

 

そのお婆さんをバッグに座らせて、2階に住む家まで、エレベーターにのせ

荷物を持ち、鍵をあけて 玄関の中の椅子のあるところまで送り届けたのだけど

お婆さんに家族は?と聞くと、一人だと。

んー・・・誰もいないのかぁ・・・この状態で、買い物もままならないだろうに

このカートを押して、どこまで買い物にいったのだろうか・・・

ヘルパーさんとかは来ているのだろうか・・・

 

その日は、祝日だったから、マンションの管理人さんもおらず

翌日、報告がてら お婆さんのことを聞くと

管理人さんも、困っている様子。

人の出入りもなさそう。これは、行政を使って何かしないと

気づいたら 孤独死なんてこともあり得る・・・・

 

僕は、これ以上 首を突っ込むこともできないから

管理人さんに伝えるまでしかできなかったけれど

 

こういう お年寄りはたくさんいるのだろうなと思う。

身寄りがない人も、家族はいても、寄り付かない人もいるだろうし

施設に入れる人、入れない人、お金事情もあるだろうし

生まれた赤ちゃんは一人で生きていけないけれど

老い先短いお年寄りも、一人では生きていけない そんな時間がやってくる。

僕も、みんなも他人事じゃないよね。

 

生まれ方は、自分でどうにもできないけど

死に方のイメージは、持っていたほうが良さそうだと 今回のことで

なんとなく思った そんな日でした。

 

死に方のイメージといったって健康なのか病気なのかもわからないけど

行政に頼るとか、施設探すとか、だれかに任せるとか

いろんな方法は、元気なうちにリサーチ

それは必要だね。

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