僕は、クリスチャンではないですが

誰かの言った　響く言葉は　心に残しています。そうすると、必要な時に

その言葉が出てきます。

 

「信じるものは救われる」　これは　イエスキリストの言葉だったと思います。

誰が　言ったのかは　ぶっちゃけ　どうでもよくて。

 

僕の仕事はカウンセラーなので　困っていることがある人がやってきます。

 

初対面では、クライエントさんが　緊張をしているので、できるだけリラックスして

沢山　話ができるよう　その空気感も大事にしています。

 

実は、僕は　その初対面の初回の時間が大好きなんです。

どんな人か　まったくわからないから　初めての「お見合い」気分です。

その気持ちを大事にしたいので、クリニックでは　カルテで予習はしません。

（先入観がキライなので）

 

リラックスして　話ができるか　できないかは　僕次第だし（ここが勝負）

リラックスして話ができるようになって　初めて　「その人」が見えます。

話し方、表情、クセ、言葉の選び方　など。

 

そして、その次に　クライエントさんの「これまで」を振り返ります。

気づきが沢山出てくるからです。自分で　わからなかった、気づかなかったことがあるからです。この「気づき」が重要。

 

 

そして、次は　「これから」です。

これからを　どうするか、どうしたいか、

 

その答えはすぐには　でません。　けれど、意識することはできます。

その「意識」が　カウンセリングの　「おみやげ」になります。

 

タイトルの　信じる者は・・・に戻りますが

 

僕が、カウンセラーになって　自信もって言えることは　たったひとつ

「クライエントさんを１００％信じている」ことです。

 

カウンセリングには相性もあります。

なぜならば、僕が１００％信じていても、クライエントさんが最終的に

僕を信じてくれなければ、片思いで終わります。

いろんな人がいます。僕のことを見た目で苦手と思う人もいるでしょう。

最初は、なんだかなぁ～と思っていても、重ねていくうちに信用してくれる人も

いるでしょう。逆に　最初から　この人！と思ってくれる人もいるでしょう。

 

最終的にというのは　そういう意味です。

 

僕が信じ、僕を信じるクライエントさんは

確実に「両想い」になり、時間は　かかっても、クライエントさんは自分の居場所を探します。

自分を知ることができるようになります。そして自分　扉を開ける日がきます。

 

どんな人も、生きているだけで価値があります。

その「価値」を親に　うまく教えてもらえなかった人が多いです。

けれど、それは親が悪いわけではないということ、親のせいにして生きても

つまらないことだと（これから生きるのは自分だから）伝えることは

とってもとっても大事なことです。

ただし、これは　大人向けで、小学生、中学生、高校生には、伝える相手も

変わりますけれど。

 

 

さて、信じる者は救われる・・・・

 

僕が信じ、僕を信じてくれていた家族がいます。

2年経ち、その家族が　ひとつの扉をあけました。

明るくて、楽しい扉です。

人生の扉は、沢山あります。試練の扉もあります。苦難の扉もあけます。

大事なのは、閉じたままでなく　開けることです。

開けて、動くことです。

 

2年間、その扉を開く日が来ることを

１００％信じ待ち応援し続けました。たとえ、家族みんなが不安がっていても。

不安がって、ときに涙して愚痴っても、僕の心は折れません。

いつか来る　この日のために、クライエントさんの心の同じ場所に立ち

変わらぬ姿勢でいて　その日を楽しみにするからです。

 

最初にクライエントさんに会う「わくわく」は

その人が　いつか開ける扉のことを想うと「わくわく」するのと同じです。

ワクワクで始まって　ワクワクで終われば、僕はハッピーです(笑)

 

今日も、あの人が　自分を信じて　前に進んでいますように。