新しい自分、本当の自分が見つかる場所。心(ここ)で待っています。

INSIDE HEAD  INSIDE OUT

12月に入りました!


2015年も残すところ1か月!

来年の抱負の漢字一文字を

そろそろ考える時期になりました。


さて またまた ピクサー映画の続きです


先日 映画館で観るチャンスを失った 観たかった インサイドヘッド(邦題)を

DVDで観ました。 僕は洋画は ほとんど 英語で聴いて字幕を日本語にします。


が、アナと雪の女王の時は、松たか子の思いっきりのいい歌声と ぴったりはまり役の

神田さやかの声に感動して 日本語と英語と聞いたものでしたが このときは

日本語の方がいいんじゃない?と思ったものでしたが


今回の この映画は、「喜び」の役は 竹内結子  「悲しみ」の役が 大竹しのぶ


これもまた 竹内結子の元気さがぴったりでビックリと、大竹しのぶの もったり感も

ぴったりだと思いました。それと、主人公の女の子ライリーが作り上げた ビンボンという

架空の人形役の 佐藤二朗さんが これまた ぴったりでした。



さて、この映画 人間の感情を表現した 今までになかった世界のお話しですが

実に奥が深い。

その深さと、軽快な明るいタッチと、憎い細かい演出。

 さすが ピクサー裏切りません。


しかし、邦題のインサイドヘッドというタイトだけ見ると

頭の中っていう単純な言葉みたいに見えるけれど 実は 原題は INSIDE OUT

この言葉の奥には・・・こんなことが



実際に映画を観た人も まだ観てない人も これを観たら

観たくなったり、なるほど と思うのではないかな?


『インサイドヘッド』の本当の意味



この意味は「インサイド=内側」「ヘッド=頭」、つまり頭の内側を意味しているのは明らか。ただし、英語では普通”inside head”という表現はしない。二つの単語の間に前置詞を入れて”inside of the head”とかになるはずだ。だから、これは日本語英語と判断してよいのではないか。まあ、それはよいとして、この邦題の理解からすれば「頭の内側で起こっていること」となる。実際、登場する11歳の子ども・ライリーの頭の中の「ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ」五つの感情が、この作品を展開するキャラクターとなる。

だが原題”Inside Out”は似たような音だが全く意味が異なっている。これは熟語で「ひっくり返し、裏返し、裏表」。そして、この作品もこの裏表が重要なテーマとなっている。

この裏表は三つある。

一つは、最もわかりやすい表=ライリーという人物、裏=ライリーの感情を司る五つのキャラというinside out=裏表。これはとりあえず『インサイドヘッド』という訳でも一応理解は可能だ。

二つ目は、大きなテーマである、これらの感情がどのように機能しているのかについてのinside out=裏表。ヨロコビはとにかくライリーを喜ばせることに夢中だ。そしてそれが正しいことと信じて止まない。ところがただ喜ばせようといろいろやっただけではライリーの心は動かない。動かすためには怒らせたり、ビビらせたりすることも必要。そして最も重要なのが悲しむこと。ヨロコビが作る記憶は輝くボール、一方カナシミが作る記憶は青のボール。輝くボールにカナシミが触れるとボールの色は青色に変わる。ヨロコビはそれをさせないようカナシミにボールに触れることを禁じるが、結果としてこのボールにカナシミが触れ色が青に変わることで、輝くボールはいっそう輝くことになる。その結果、大切な記憶は喜びや悲しみ、怒り、むかつき、ビビりと表裏一体になっていることにヨロコビは気づくようになる。つまり喜びは悲しみのひっくり返し。表裏一体、感情の裏表なのだ。

ライリーの主体は誰か?

そして三つ目。これはきわめて哲学的な命題だ。気づきにくいテーマでもある。それは「この映画の主体は誰か?」という問題についてのinside out=裏表だ。

作品の中でカナシミはライリーを喜ばせようといろいろと感情を起動させる装置をいじる。そして他の感情を管理している。ところがカナシミは時にヨロコビの言いつけに反するように、触ってはいけないというボールや装置に触れてしまう。そして、その理由をカナシミ自身が説明できない(このへんのイライラする、うざったいキャラクターの声を大竹しのぶが絶妙の吹き替えで展開している)。

なぜカナシミはヨロコビの意に反して、そして自らの意にも反してこういった行動をとってしまうのか?

それは、この五つの感情があくまでもライリーの感情であるからだ。しかしながらヨロコビはそのことに気づいていない「ライリーを喜ばせることはよいこと」という立ち位置に基づいて、そのことの是非を振り返ることもなく、これを推進していく。この時、ライリーの主体はライリー自身ではなくヨロコビという感情になってしまう。これは感情と理性という二元論を設定し、その二つの合力で主体の意志が決定するという前提を是とするならば「感情の赴くままに行動する」という危険な行為になるのだ。このままではライリーは単なる快楽主義を求める存在でしかない。

だから、時にカナシミが自分の意志ではわからないようなことをやってしまうのは、要するにライリーという主体が無意識のうちに意志を持ってカナシミをコントロールしてしまうから。そしてこの五つがライリーの感情であるとするならば、こういった感情の運用の仕方(され方)こそが子どもの、そして人間の成長、振る舞いにとっては最も健全で正しいものとなる。いいかえれば、ライリーの感情の中で最も誤っている行動をとっているのが、実はヨロコビなのだ(ヨロコビが正しいと思っていたとしたら、あなたの認識も同様にinside out されている。竹内結子の元気いっぱいの吹き替えに(これまた絶妙だが)ダマされてはいけない(笑))。そして、映画の最後、そのことをヨロコビは理解する。

そう、この作品の三つ目のinside outとは、この映画が五つの感情が主体と思わせておいて、結局のところ、実はライリーの側にあるというひっくり返しなのだ。そしてそのひっくり返しもまた真。つまり主体の意志にとって理性と感情は表裏一体、つねにinside outされつづけるものとして存在しているのだ。

というわけで、今回もまた邦題によって原題が隠蔽されることで、作品のメッセージが読み取れなくなっている。

ラセター印の作品のメッセージを読み取りたければ、先ず原題のタイトル分析から入ってみるのをオススメしたい。




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